2016年2月18日木曜日

移民のイベントあります!和歌山の移民の歴史を知りませんか?

ブラジルに多くの和歌山県人がお住まいだということ、みなさんご存じですか?


和歌山県国際交流協会に勤め始めもうすぐ6年になります。
勤めて2年目から現在に渡り、移住者支援事業を担当させてもらい、
2011年、2012年、2015年と3回に渡り、ブラジルを訪問しました。

ブラジルのサンパウロ、ドラードスにお住まいの和歌山県人会のみなさんにお会いしました。
この国の第一印象。
外国に行ったのに、田舎の祖父母の家に行ったような懐かしく温かい気持ちになった自分に驚いたことを今でも覚えています。


                        〈写真:サンパウロの街中で感じる日本〉
 
 





2011年
現地に住む和歌山県人の方々への聞き取り調査。
一世、二世、三世の方々に質問をしアンケートをとりまとめるお手伝いをしました。

日本の親戚と交流はありますか?
日系新聞を読んでいますか?
日本の伝統行事に参加しますか?
日本文化は守るべきだと思いますか?
サッカーでブラジルと日本が対戦したらどちらを応援しますか?
日本人であることを意識するのはどういった時ですか?
日本人であることを誇りに思いますか?

などなど。。
ここに書いたのはほんの一部ですが、こういったアンケート調査を通して
現地の和歌山県人の方々の人柄や生活を知りました。
何よりみなさんが大変ご苦労された人生を知りました。



2012年
和歌山県の大学生2名を現地に派遣する事業の引率をしました。
学生らは現地の和歌山県人会コミュニティと交流し、ホームステイを体験しました
日系人専用高齢者施設、世界遺産の視察、日本語学校訪問

ブラジルは外国。
だけど、教育・福祉・農業、多くの分野で日本を感じました。
この国においての日系人の存在感の大きさを改めて感じました。

                 〈写真:上 世界遺産 イグアスの滝、下 ボニート青の洞窟〉




2015年
二度目の派遣事業
和歌山県に縁のある大学生を引率しました。
和歌山県人会のみなさんとの交流にはじまり、ホームステイをしました。
農業を専攻していた彼女は、ブラジルの大規模農業に興味を持ち、現地の様子をみてきました。

       
                 〈写真:和歌山県人の方が所有する広大なトマト畑〉




和歌山出身の若者、和歌山に縁のある祖先をもつブラジルの若者、
両方が
和歌山とブラジルをつないでいる移住者のみなさんの存在を知ることは
とても大切だと感じています


ひとりでも多くのひとに移民の歴史と、いまのブラジルを知ってもらいたいです

 
   〈写真:現地日本語学校生徒さんの舞踊〉



少なくとも私は、
この3回の訪問で大きく変わりました。
業務としてはもちろん、
この移住者支援事業を末永く継続し、
現地との関係を絶やさず、ひとりでも多くの青少年に伝え広げていきたいと思います。


そして自分自身の人生としても、
外国にいっても日系人の皆さんが守り続けている、
古き良き時代の日本で大切にされていたことを
自分なりに心に持ち続けていきたいと日々思います。
新しくて便利なことばかりの今を暮らしながらも、
古く良い事を自分の軸にして静かに守って暮らしたいです。


そんな移住者支援事業関係のイベントが今週末開催されます。
みなさんも、すこし現地のようすを知ってみませんか?

当日参加も可能です。
ぜひお越しください。






2016年2月1日月曜日

アルゼンチンの定番お菓子


平成25年度に担当していた中南米子弟受入事業で
アルゼンチン和歌山県人会の子弟代表として来県した、佐藤太二くん。
先日、2年ぶりに来県し、当センターを訪ねてくれました。


2年の月日の早いこと。。。


2年前に和歌山から帰国してからずっと和歌山に行きたいと願ってくれ、
遠い国から私たちを訪ねてくれることのありがたさをしみじみうれしく感じました。



その佐藤くんにいただいた、アルゼンチンのお菓子
~《cabsha》(カブシャ)~
甘いミルクジャムがをチョコでコーティングしたウエハースで挟んだアルゼンチンでは定番のお菓子だそうです。




外国のお菓子は日本人からしてみると、いつも少しorとっても甘いですよね
たくさん食べるとカロリーオーバーでも、
cabshaをひとつ、濃いブラックコーヒーなんかに合わせて、ちょっと疲れてきた昼下がりにいただくときっと最高かもしれません。




アルゼンチンといえば、何を思い浮かべますか?
タンゴやアサード、パタゴニアの氷河等色々思い浮かべます。
センターには少しですが、アルゼンチン観光パンフレットや図書があります。
ご興味のある方はぜひ一度ご覧ください。




また、そんなアルゼンチンに和歌山県から移住した県人と、その子孫らで組織される、
在アルゼンチン和歌山県人会は今年創立して50周年を迎えます。